応募と選考について
別の大学/研究機関の研究者を含めた共同研究の提案は可能でしょうか?また採択された場合はどのような契約形態となるでしょうか?
複数の研究機関の研究者と共同でご提案いただけます。ご応募いただく際に、応募用紙に参画する研究者のそれぞれの役割りをご記載ください。採択決定後、契約形態や研究費の配分等について、研究計画を基に協議させていただきます。協力いただく研究者の役割りによっては、所属機関が契約当事者とならず研究協力者として参画していただくケースもあります。
応募書類はどのように準備すれば良いですか?
ご応募いただく際に、研究目的や研究内容等の概要をまとめた資料の添付をお願いいたします。" 応募書類の様式は問いませんが "、弊社レビューアーが十分理解できる内容の資料をご提出ください。新たに応募書類をご準備いただく場合は、パワーポイントの雛形を用意していますので、ウェブサイトからダウンロードしてご利用ください。
応募書類はどの程度詳しく書けば良いですか?
研究の目的・ゴール、研究計画、研究の独自性・優位性、研究スケジュールなどが、弊社レビューアーに十分理解できるよう詳しくお書きください。ただし、応募書類には、特許出願を予定している知的財産や論文発表前の研究データ等の機密情報は記載しないでください。
TaNeDSの選考は誰が行うのですか?
第一三共株式会社において、募集テーマの領域を専門とする研究員が担当いたします。選考過程において、社外の者は関与いたしません。
どの募集テーマにあてはまるか判らない場合は、どれを選択して応募すればいいのでしょうか?
応募者のご判断で、募集テーマリストの中から近いテーマ番号を選んで記載してください(複数可)。該当する募集テーマが無い場合は、応募フォームの " その他 " をチェックしてください。ホームページからお問い合わせいただくことも可能です。
選考の結果はどのような形で応募者に連絡があるのでしょうか?
ご応募いただいた後、随時、提案内容をレビューさせていただき、3週間以内を目途に、電子メールにて直接応募者にご連絡いたします。次のステップに進む場合は、協議の進め方について非秘密保持下とするか秘密保持契約締結下とするかを相談させていただきます。
他社の公募研究にも応募している研究テーマで応募しても良いですか?
応募可能です。但し他社の公募研究に採択された場合は、お断りさせて頂く場合がございます。
バイオベンチャー企業所属の研究者でも、応募は可能でしょうか?
国内で研究される企業であれば、応募可能です。
学内産学コーディネーターの方へ事前連絡したほうが良いでしょうか?
ご連絡、ご相談していただくほうが望ましい、と弊社では考えていますが、先生方のご判断にお任せします。
日本語以外の言語で応募できますか?
日本語もしくは英語での応募をお願いしています。
一人で複数応募できますか?
研究テーマが異なれば、何件でも応募が可能です。
応募情報の管理はどうなっていますか?
応募書類は非秘密情報のみの記載をお願いしていますが、弊社内にて選考の関係者だけが閲覧いたします。また、秘密保持契約を締結して秘密情報を開示していただく場合、開示いただいた秘密情報はTaNeDSの選考および弊社との協働の検討以外の目的には使用いたしません。なお、ご提供いただいた応募書類は弊社内にてアクセス権を制限したサーバーで厳重に管理しており、情報漏洩の防止に努めております。
TaNeDSプログラムについて
TaNeDSは研究助成金なのですか?
いいえ、TaNeDSは研究助成金ではございません。研究開始に先立ち、研究計画書を作成し、共同研究契約を締結していただくことが必須となります。
共同研究契約の間接経費の規定はありますか?
ご所属の研究機関の規定がある場合は、基本的にその規定に従います。
TaNeDSの研究費は、人件費に使って良いですか?
はい、構いません。テクニシャンやポスドクを雇用して頂くことも可能です。
TaNeDSの研究費は、機器購入費に使って良いですか?
はい、TaNeDS研究を進めていただく上で不可欠な機器で、必要な機能を有しているものならば、購入して頂くことは可能です。
共同研究で得られた成果は、論文・学会等、外部に発表することが可能ですか?
TaNeDSでは、知的財産権の確保(特許の出願)を外部発表より優先させていただきます。外部発表は、知的財産権の確保や研究の実用化に支障が無いことが前提になります。
TaNeDS研究に係わる特許の扱いはどうなりますか?
(1)応募者の所属機関で既に特許を出願している場合
権利の帰属については、これを尊重し、弊社への移転等をお願いすることはありません。研究の状況に応じて、弊社への実施許諾等の検討と、併せて、出願維持費用の弊社による負担の可能性を検討させていただきます。
(2)TaNeDS研究の成果として新たに特許出願する場合
弊社(および/もしくはグループ会社)の研究員との共同発明である場合は、弊社との共同出願を検討させて頂きます。単独発明の場合は発明をなした側に権利が帰属します。
単独発明、共同発明いずれの場合も、弊社への優先交渉権の設定等とこれと併せて出願維持費用の弊社による負担の可能性を検討させていただきます。
共同研究の報告書は必要ですか?
研究成果報告書を共同研究終了1ヵ月後以内に提出いただきます。
その他
TaNeDS(共同研究)のメリットとは?
創薬研究のプロフェッショナルである研究員がアイデア等を提供もしくは議論に参加することにより、技術研究や創薬研究の促進がなしえることが挙げられます。加えて、研究の進展に応じて弊社が研究を分担・実施することにより実用化が一層促進されることが挙げられます。
一般論として、この点はTaNeDSを初めとする共同研究公募プログラムの最大のメリットと考えております。